中環SOHO地区の小さなジャズクラブで大友良英ギターソロのライブ。会場到着後、ONJO『Otomo Yoshihide’s New Jazz Orchestra』、大友良英『Guitar Solo』を購入し、開演を待つ。2004年のDCPRGのイベントで観て以来の大友氏、学生時代から何度かライブを経験しているが、ギターソロは初。轟音ノイズ、力強いアタック音も刺々しさが無く、どこか温かみを感じたのは氏の人柄か。その後、ゲストTim Catlinのソロを挟んで、最後は二人のデュオ。時折り飛び道具的な音を交えるTim Catlinと、どちらかといえばシンプルな音の大友氏、丁度良い塩梅の組合せで聴き応えがあり、約1時間半を充分満喫。ハコの大きさ・アーティスト本人との距離感に、ライブハウスに足繁く通っていた学生時代を思い出す。会場でビールを我慢して物販でCDやカセットテープ(まぼろしの世界やF.M.N)を買っていたのが懐かしい。終演後は香港の20代と思しき若い人たちが大友氏を取り囲んで、写真やらサインやら。こうして海外で受け入れられているのを目の当たりにすると、やはり嬉しいもの。自分もご本人にお礼を述べて帰宅。自宅最寄駅に行く地下鉄は既に終電、残っていた別路線でいったん九龍サイドへ出て、タクシー。