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バンコク旅行に行ってきました。
8月25日
5時起床。タクシーで九龍駅、チェックインしてからエアポートエキスプレス。空港内バーガーキングでチキンサンドウィッチを食して機内へ。搭乗するなり、香港人が騒がしく不快。機内食はパス。キャセイのシートが旧型なのか、後頭部に当たるクッション部が出っ張り過ぎており、首が前に押される感じが強く心地悪いこと甚だしい。そのせいで全く眠れず。よくこれでクレーム無いな。しばらく眠ろうとした後、あきらめてiPod touchで『007 ドクターノオ』を半分ほど観て、奥田英朗『野球の国』を20分ほど読んでるうちに到着。着陸直前からノキア携帯のあの起動音があちこちから。あまり言いたくないが、香港人のマナーは本当に酷い。スワンナプーム国際空港からタクシー、40分程でホテルへ、B350くらい。ボられた気がするけど、まあ。ホテルチェックイン後、早速街へ。この時点でまだ12時くらい、香港発だと時間的にアドバンテージあるなあ。ホテル近くのデパート内のフードコートで昼食。タイラーメンとシンハーでB185、タイ水準では高い。バンコクの食堂は総じて量は控えめ、複数種食べられるので良い。BTSでChatuchak、地下鉄でLumpiniまでグルッと回ってみる。BTSは街が見えて楽しいが、地下鉄は本当に地下のみでつまらない。また、BTSは切符のデザインもなかなか良いが、地下鉄はトークンと呼ばれるプラスチック製の黒いコインみたいなもので柄も何も無くてつまらない。基本的に車内は静か。騒々しい香港地下鉄を利用している身としては嬉しい。
(左)通常の乗車券(右)B100分使えてリフィル可能なスマートパス。
Lumpiniのナイトマーケットには4時頃到着、まだ大半の店が営業しておらず。既に汗だくになっていたので、近くのスターバックスで休憩、5時に再度訪問も状況さして変わらず。ちらほら営業している店を見る限り、売っている物は香港の女人街に近い印象だったので、無理して見る必要も無いと判断して夕食へ。Silom通りを歩いてソンブーン。プーパッポンカレーは噂通りの美味。やや油が多くてくどい気もするけど。自作できないかしら。横着者としては殻無しをオーダーして大正解。
奥のガパオも旨し。
食後はホテル近くのマッサージでタイ古式マッサージ1時間(B180)、フジスーパーに寄って日本食材の尋常でない充実振りを羨みつつ、ホテルへ戻る。メールをチェックして、事前に申し込んでいたツアーがきちんと申し込み受理されていないことがわかる。炎天下を歩き回って草臥れており、5時起きの予定が少々辛いなあと思っていたところ。むしろ良かった。シャワー、シンハー、寝る。
8月26日
8時頃起床。朝食はホテルのビュッフェ。タイラーメン。寿司もあったが見るからにまずそうで、かえって食べてみたくなる。結果、やはり相当な不味さ。翌日のアユタヤツアーのみ電話で申し込み、外出。今日は終日街を歩いて、買い物などを。まずはMBKショッピングセンター。東急デパートも入っているので、それなりのグレードのショッピングセンターかと思いきや、売っている物はバッタ物ばかり。偽のブランド衣類、時計、鞄等、小さな一坪ショップのような店が多数入居しているあたり、香港のローカルショッピングセンターに近い。日本から来ている人はこういうのが楽しいのだと思うのだけど。他に電脳街的なフロアがあって、脱獄したiPhoneやコピー版のゲームが多数。写真を撮りたかったが、怒られそうで出来ず。小心者。ゲームはかなり高級なショッピングセンター内のおもちゃ売り場とかでも普通に100in1的なDSソフトが売っていた。この辺りはまだまだアジアだなあという感じです。
店員の訝る目を盗んで、かろうじて撮れた1枚。Prokemon?
BTSで隣のSiam駅まで移動し、地元の若者が集まっていそうなファッション街的なエリアに。古着っぽいデザインのTシャツを1枚購入。B180也。このエリアは巨大なショッピングセンターが複数あるので、一通り行ってみる。コンバースのショップでジャックパーセルがB890、日本円で3000円くらいだったので白・黒の各1足購入。タイで買うものじゃないですが、安い。その後も歩き回る。エコバッグ使用を呼びかけるポスターや掲示が非常に多く、関心の高さが伺える。屋台の多さからプラ食器等をガンガン消費するイメージがあったので少々意外。
エコの啓蒙がさかんでした。
サイアムパラゴンのフードコートで昼食、海南チキンライスとタイラーメン。その後、伊勢丹や紀伊国屋書店等を回る。香港に住むようになってから、『海外における日本』が気になるようになった。食材と書籍の豊富さは香港よりはるかに充実しており羨ましい限り。特に日本書籍専門の書店は町中の至る所にあって、古本市場も完全に成立している。海外在住での難点は書籍が高いこと、これは良いなあ。日系以外のデパートでも食品売り場には日本の食材が普通に揃っていて驚く。そうこうしているうちにだいぶ草臥れる。ちょっと少し外に出るだけで汗が吹き出し、体力を奪われる。湿度は香港よりも低そうだけど、30度オーバーでは暑いことに変わり無し。自分的にはかなり珍しく、自ら休憩を申し出る。はちみつレモンジンジャーフロスト、旨い。体がクエン酸を欲している。汗で疲弊したタイ人が甘みと酸味メインのタイ料理を食すというのは、理に適っている話だなあなどと思う。
日本・香港でも滅多に行かない小洒落たカフェー。
ホテルに戻ってから近所の屋台『イムちゃん』で夕飯。ガパオご飯、ソムタム、タイラーメン、シンハー大瓶1本、嫁さんの炒麺で締めてB200ほど。1000円しないのか。食後に今日もマッサージ。フジスーパーでタイ産秋田小町2kg購入、B140くらい。米を買うなんて、普通では考えられないかもしれませんが、海外在住者には優し過ぎる価格です。パン屋で明日(5時起き)の朝食に玉子とハムのサンドイッチ購入。ホテルに戻ると反政府デモがあったとの通知。えー全くそんな雰囲気は無かったけど。シンハー飲んで就寝。
8月27日
6時20分にツアー会社のピックアップでアユタヤへ。日本語ガイド氏曰く『タイノヒト、ミンナ、タクシンシュショウ、ヤメテホシイデス。アハハ。』とあっけらかんとした様子。残念ながらツアー車が自分には合わなかったようで気分が優れず。車自体は悪くない、むしろ高級。揺れ具合であるとか、ブレーキの踏み方であるとか、ちょっとしたこと、些細なことがたまたま自分には合わなかったということ。結局、ずっと車酔い一歩手前の状況が続き、フリスク様のミント菓子を食べ続けてこらえる。それでもいざ到着すればハッと息をのむ凄さで思わず不調を忘れるほど。写真は沢山撮った。あと土産売りがあまりしつこくないのが印象的。のんびりしてますな。
3時前にはホテルに戻る。妻のお土産探しでThonglorを歩き回り、足マッサージ。夕食はタイスキ。正直、いまいちだった。不味くは無いけど、あえて食べる程でもないかという印象。火鍋のほうが好み。鍋ってよほどのことが無ければハズレは無い変わりにインパクト、感動も少ないなあという感じ。フジスーパーで土産、自宅用含めてローカル食材を買い込み、ホテルへ戻る。シンハー、就寝。
8月28日
起床後、荷造り。ホテルの朝食はパスして『イムちゃん』でソムタム、豚肉の唐辛子味噌炒めご飯。タクシーで空港。ダメ押しで空港1階のフードコードで海南チキンライス、タイラーメン、名前のわからない挽肉と唐辛子炒めライス。最後の1品が尋常でない辛さ。
ご覧の通り、唐辛子が多数。
このフードコートはなぜか上層階のレストランと異なり、ローカル価格に近い安さで空港職員らしき人が多数。到着ロビーが2階、出発ロビーが4階なので、1階には行かない人も多いかもしれませんが、絶対にこちらの方がお得なので、これから行かれる方はぜひこちらで飲食を。同じ物を食べても倍以上価格が違います。やはり香港人で騒々しい機内にうんざりしながら香港へ戻る。機中で『ドクターノオ』を観終わり、『野球の国』を読了。夜8時過ぎには自宅到着。
独特の空気が流れるのんびりした国でした。また行きたいですね。
